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交通事故は法律のみで解決できれば簡単ですが、そうはいきません。法律以前の問題として、次の点が非常に重要で軽視できません。

第１は事故現場調査です。過失割合が10パーセント違っただけで示談金額は大きく違ってきます。現場に行かなければ見えてこないことも多いものです。鑑定までしなくても過失割合が大きく変わることもよくあります。

第２は医療調査です。診断書の書き方によって後遺障害等級が全然違います。医師は病気・怪我を治すのが仕事と考えていますので、残念ながら診断書には興味がない先生も大変多いのです。福祉の世界でも、主治医に診断書にこう書いてもらってくださいと、他の病院・施設などから指示されることがよくあります。同様に交通事故の場合も、具体的に医師に依頼をしないと、等級のとれる診断書がもらえません。

以上の点は、交通事故専門の弁護士も法律事務ではないとして軽視しています。警察資料をそのまま使用して裁判を始めてしまいます。

法律問題以前に交通事故被害者には注意しなければならないことが多いので、事故後なるべくお早めにご相談ください。